北海道Office With Youのナオキです。先週は週の初めは市場の動きが鈍く、ボラティリティの低い商いが続いておりましたが、14日(火)米CPIが発表されると、ドルが全面安となった様相を呈しました。
ドル/円
ドル/円は13日23時45分頃、今年最高値の151円80銭をマークしました。その後も151円後半での値動きが続いておりましたが、14日夜の米CPI発表で市場の失望を買い、150円前半まで続落し、最終的に149円49銭で先週の取引が終了しました。
なお、17日の衆院財務金融委員会において、前原誠司委員の,、なぜ今年は為替介入が行われていないのかという質問に対し、赤沢財務副大臣は、以下のとおり答弁いたしました。
為替介入については、特定の水準を念頭においているわけではない。あくまで為替相場の過度な変動に対応するもので、必ずしも円安が進んでいるから介入するという立場はとっていない。
と、改めて政府と日銀のスタンスに付いて説明があったところです。いずれにせよ、円高局面は来週も継続するものとみられ、今年中の為替介入の可能性は随分減ったというところが本音です。
ゴールド/米ドル
ゴールド/米ドルも、ドル円と同様に、13日(月)は狭いレンジの中で値動きを繰り返していましたが、14日(火)のCPI、15日(水)の小売業統計において、市場予測と大幅な乖離があったことから、市場は大きく反応し、先週の終値までほぼ上昇を続けるという相場でありました。
しかし、上値は思った以上に重く、2,000ドル台には遠く及ばない状況が続いたのも事実で、来週以降も高値水準での取引は続くと考えられますが、2,000ドルのレジスタンスラインを超えるのは難しそうです。
ビットコイン/米ドル
ビットコインは堅調な値動きです。一時35,000ドルを割ることがあったものの、比較的高値水準で取引が進んでおります。
ビットコインはある意味年内の想定価格であった37,000ドルを軽々と突破してしまったことから、上昇トレンドは鈍化しつつあります。
来週も値動きの少ない一週間になりそうです。
米ドルインデックス
インデックスは、冒頭でも記したとおり、各通貨に対し全面安の相場を呈しました。アメリカの利上げの実質的な停止と、景気先行き感の悪化から、しばらく強かった米ドルは、来週以降も鳴りを潜めそうです。
後記
如何でしたか?先週はファンダの動きを注意深く観察していれば、比較的利益の上げやすかった相場も多かったように感じます。来週はさほど大きな指標はなく、特に週初めはレンジの狭い相場が続くと思われます。我慢の強いられる一週間となるかもしれません。
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