2024年のゴールド相場総括と、2025年の展望(海外FX)

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 北海道Office With Youのナオキです。2024年はゴールド(金)相場において激動の年でした。基本的には上昇基調がデフォルトのゴールドではありますが、2024年のゴールド相場の総括と、2025年の展望について考えてみたいと思います。

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ゴールドの価格が上昇する理由

 ゴールドは金融資産の中でも値崩れの起きにくい安定した資産として人気があります。特に2005年を境にゴールドの価格はどんどん上昇を続けていますが、なぜゴールドの価格は上昇しているのでしょうか。

地政学リスクの高まり

 ゴールドは、一般的に安定資産の言われ、地政学リスクが高まると上昇する傾向にあります。近年の上昇は主にロシアのウクライナ侵攻でありますが、2005年に大きく価格を押し上げたのはアメリカ同時多発テロとイラク戦争です。

金は工業鉱物として需要が高まっているため

 元々、金は工業用の金属、または装飾品として需要の多い鉱物です。金の埋蔵量に限界があるのに対し、需要の高まりによって、価格が押し上げられております。特に近年のスマートフォンやパソコンといった各種電子機器の普及が大きく影響しています。

世界的なインフレ

  一つの要因として世界的なインフレが挙げられます。インフレは物価が上昇し、通貨の価値が下がる状態であり、ゴールドはインフレ対策として有効なヘッジと考えられています。

米国の利下げ観測

 基本的にドル建てで購入するゴールドは当然ながら、ドルの価値にも大きく左右されます。

 ゴールドそれ自体は金利を生みませんが、ドルの利下げ観測が高まると、ドルを保有するメリットが薄れ、市場センチメントが弱気にになり、ゴールドの価格が上昇する傾向にあります。

2024年のゴールド相場

  2024年当初のゴールド価格はおよそ2000ドル程度でしたが、乱高下を繰り返しながらも上昇を続け、2024年10月30日には過去最高値である2789ドルをつけるに至りました。

 原因は上述した通りですが、2024年の相場に大きく影響を与えたのは、やはり米金利の利下げのインパクトが市場関係者にとって大きかったことに他なりません。

2025年のゴールド相場の展望

 さて、最も気になるのが、2025年のゴールド相場の展望です。テクニカルの側面で見れば、2001年頃より、相場は上昇トレンドとなっており、今年もそれが崩れる要因は今のところありません。目下目指す先は3200ドルとも言われ、ゴールドの価値は益々上がっていくことは想像に難くありません。

 ですが、ファンダ的な側面で見れば、2025年な米の利下げ観測がやや下向きになったことから、ゴールドの上昇は予想よりも緩やかになる可能性があります。

 いずれにせよ、短期ローソク足での下降局面を読み取り、基本的には上昇トレンドに乗る、このようんなスタンスで臨むのがいいかもしれません。

後記

 蓋を開けてみれば大きく上昇したゴールド相場。しかし、ゴールドはボラティリティの高い金融商品ですので、FXなどによるレバレッジ取引を行う際は、十分なリスクヘッジをして取引に臨む必要があるかと思います。

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この記事の執筆者

北海道Office With You代表兼海外FX編集部のナオキです。
FX歴は20年以上(海外FX歴は3年ほど)、ブログ運営は半年程度です。
皆様にお役に立てるような旬な情報をお届けいたしますのでよろしくお願いします。

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