北海道Office With Youのナオキです。日本時間の昨日1月7日深夜、米経済指標である、JOLTS(ジョルツ)とISM非製造業購買担当者景気指標の発表を受けて、ビットコインは大幅に値を下げました。
雇用動態調査(JOLTS)が大幅に改善
JOLTSの求人件数は前月の780万件から770万件に減少するとの市場予想に反して、810万件に増加しました。
ISM非製造業購買担当者景気指数も大きく上昇
ISM非製造業購買担当者景気指数についても、市場予測である53.3を大きく上回る54.1と大きく上昇しました。
二つの指標の発表を受け、市場は大きく動揺
この二つの指標は通常、ビットコインの価格に大きな影響を与えませんが、動揺した市場は敏感に反応し、10万ドルを超えて取引されていたビットコインは大きく下落、97,800ドル付近までその値を下げました。
米国の堅調な経済は、利下げ観測を大幅に後退させる
昨年末に行われたFOMCの記者会見において、米国の利下げ観測は大幅に後退しておりましたが、今回の米国の堅調な指標を受けて、利下げ観測はさらに後退し、ビットコインの今後に暗雲が立ち込めました。通常、利下げ観測が高まると、ドルを他通貨に鞍替えする動きが出るためです。結果強いドルが改めて浮き彫りとなり、ビットコインの上昇に冷水を浴びせる結果となりました。
今後のビットコイン
今週のビットコインはやや弱気ムードが先行しております。昨日の下落を受けて暗号資産関連株も併せて下落しており、受難な一週間となりそうです。テクニカルチャート的には94,000ドルまでの下落を示唆しており、今後のビットコインの動きには注意が必要です。
後記
緩やかな上昇から始まった今年のビットコインでしたが、昨日だけでその半分近くの上昇分を失うこととなりました。堅調なドルの状況はしばらく続くと見られ、ビットコイン及びゴールドについても下げ目線での取引が活発になりそうです。
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