2月に入り、方向感のない値動きが続くビットコイン、今後の展望は?

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 北海道Office With Youのナオキです。トランプ大統領の就任直前から大幅に値を上げていたビットコインですが、2月に入り、その形はひそめています。さて、ビットコインを取り巻く環境で何が起こっており、今後の道筋はどうなっていくのか考察したいと思います。

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トランプ大統領の就任前には大幅な価格上昇があった

 トランプ大統領は、アメリカを仮想通貨超大国に押し上げると、仮想通貨に対してはより規制を緩和する施策が期待されることから、ビットコイン取引者に取っては、トランプ大統領の就任は歓迎ムードであった。結果、就任直前の2024年12月には過去最高値である108,000ドルに到達するなど、市場は加熱していた。

トランプ関税によるインフレ圧力の高まりを警戒し、市場は混乱

 しかしながら、トランプ大統領は鋼鉄・アルミニウムへの関税やメキシコなどへの相互関税の導入を表明しており、関税が強化されれば物価高が起きるため、相対的にビットコインへの投資を控える動きが出ているため、上昇圧力を抑制している。

 実際、2月に入ってからは、100,000ドルが心理的サポートラインとして機能しており、100,000ドルの定着にすら苦慮している市場の動向がある。

今週2月12日は米消費者物価指数(CPI)の発表

 2月12日は米消費者物価指数(CPI)の発表が控えている。CPIは市場のインフレ率を計る大事な指標であることから、市場参加者はこの数値を重要視するかもしれない。CPIの数値が高ければ、インフレ圧力と、FRBによる金融緩和への動きを鈍らせる可能性があるため、ビットコインに対しては、さらなる下落圧力がかかるからだ。

ビットコインのテクニカル分析

 ビットコインは2024年3月に6回目の半減期を迎えた。通常、半減期に向かって価格を上げるビットコインは、半減期後は採算の悪化したマイナーなどの投げ売りにより価格を下げる。その期間はおよそ半年から1年だ。その後は価格を押し上げる動きになることは、過去の半減期から見ても証明されている。このサイクルから見ると、2025年のビットコイン相場の見通しは非常にポジティブである。

2025年のビットコインの予想価格

 仮想通貨の分析を行うCryptoQuantは2025年のビットコイン価格を145,000ドルから249,000ドルと予想している。ただしリスク要因も孕んでおり、上述した通り、米経済のインフレ圧力が強まれば、FRBによる利下げペースに影響が出る可能性があること。利下げが行われれば、ドルの保有センチメントは薄れ、より投機的なゴールドやビットコインに資産が移る。しかし、この利下げが鈍化すれば市場は落胆し、ビットコインの価格を押し下げる可能性があることだ。

後記

 ビットコインは当初想定した勢いが今は見られず、市場はやや冷え切っている。ボリュームを見ても、流動性が低くなっていることが見て取れる。従って現在レバレッジ取引を行うにはややリスクが高いのも事実である。

 しかしながら、兼ねてより論じてきた通り、2025年はビットコインにとってポジティブな年になることは、過去のテクニカル分析や、トランプ政権の誕生といったファンダの要因からも疑いようのない事実であり、市場動向を見極めつつも、上目線での継続が必要であると考えられる。

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この記事の執筆者

北海道Office With You代表兼海外FX編集部のナオキです。
FX歴は20年以上(海外FX歴は3年ほど)、ブログ運営は半年程度です。
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