米雇用統計は市場予測を大幅に上回り、ビットコインは一時92,000ドル付近まで急落

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 北海道Office With Youのナオキです。先日のJOLTS(ジョルツ)、ISM非製造業PMIは、市場予測を大幅に上回る水準で、強いドルが顕在化し、ビットコインは急落しました。1月10日(金)は米雇用統計が発表されたところですが、雇用者数の伸びは市場予測を大きく上回り、ビットコインは再び急落しました。

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雇用者数の伸びと失業率の低下

 米雇用統計は12月に大きな伸びを見せました。雇用者数は市場予測の213kを大きく超え、256kを記録しました。また、12月失業率も先月から改善し、4.1%に低下しました。

 その直後、ビットコインは急落し、一時92,800ドルまで下落したのち、わずかに回復し、現在は94,000ドル近辺で取引が行われています。

FRBのウォラー理事の発言は金利の見通しに影響を与えなかった

 1月8日日本時間深夜、FRBのウォラー理事は、年内の追加利下げに前向きな発言をしましたが、市場に影響は与えず、投資家の金利見通しは依然変わりはありませんでした。

急騰する国債利回りが、ビットコインの価格を押し下げる

 長期国債の利回りは上昇を続け、リスク資産である暗号通貨に取っては逆風が吹き荒れています。国債の利回りが上昇すれば、より安全な国債に投資が集まるためです。

 また、米インデックスも右肩上がりで上昇を続けており、暗号通貨市場に下落圧力をかけています。

ビットコインの下落は一時的なものとの見方

 強気派はトランプ大統領の就任を控えていることなどを理由に、楽観的な見方を繰り広げておりますが、市場はレンジ内から抜け出すことには懐疑的で、しばらくは小幅な値動きになりそうだと予測しています。つまり103,000ドルの壁を越えるにはしばらく時間がかかりそうです。

ビットコインの下値は75,000ドルか

 ビットコインの下落は、92,000ドルのネックラインにてサポートされていますが、92,000ドルを維持出来なかった場合、75,000ドルをターゲットにする可能性があると、アナリストは警鐘を鳴らしています。その根拠は昨年11月からのチャート分析により、三尊天井(ヘッドアンドショルダー)を形成しつつあることです。

 三尊天井は通常、大きな下降シグナルとなることから、この動向には注視する必要があります。

後記

 昨年12月中ばから始まった下降トレンド真っ只中のビットコインですが、当面は下落傾向が続くものと思います。唯一のポジティブな話題は1月20日に控えるトランプ大統領の就任ですが、それまでは大きな価格の下落に注意する必要があります。

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この記事の執筆者

北海道Office With You代表兼海外FX編集部のナオキです。
FX歴は20年以上(海外FX歴は3年ほど)、ブログ運営は半年程度です。
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