北海道Office With Youのナオキです。4月5日の米雇用統計を前に、止まらない円安への危機感を政府は覚えています。
そもそも適切な通貨の価値で見比べた場合、当然需給のバランスから、今その価格自体が適正であるのは疑う余地もありません。
では、政府は行き過ぎた円安とは、何をもってそう判断しているのでしょうか。
大局的に相場を見ますと、一義的には、通貨ペアの金利差がその価値を決めます。そうした場合、現在の円相場は、およそ142円程度が適正、実情より9円も高い円が実際の適正な円相場になります。
では、なぜ、実情と空論にこれだけの格差があるのでしょうか。
1つはテクノロジー分野の日本の遅れです。テクノロジー分野の外国への流出が大きく赤字になっていることが要因です。企業や個人による支出の増大です。
そしてもう1つは、財務省が問題視している、所謂投機筋の円の売越です。150円台のドルはほぼ投機筋による円売りと言われています。
従ってこの構造的な改革をしなければ、中央銀行による為替介入に踏み切っても、効果は一時的です。
今週(4月8日〜)の相場ドル高で推移しています。一部エコノミストは155円まで為替介入は行われないと見ている向きもあります。
しばらくは円を売る思惑と、為替相場の警戒感が交錯する動きとなりそうです。
あなたのいいねをカタチに
Copyright ©️Office With You ALL Rights Reserved.
コメント