1ドル160円を大きく超えたドル円、38年振りの円安水準に。今後の見通しは

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 北海道Office With Youのナオキです。さて、6月26日、防波堤であった1ドル160円の壁はあっさりと破られ、一時1ドル160.80円の円安水準を記録しました。

 これを受けて、神田財務官は、「急速な円安の進行には必要な対応をとる」と市場を牽制しましたが、もはや口先介入の効果を薄く、実弾投入のタイミングを探ることとなりそうです。

 さらに、対ユーロにおいても、1999年1月にユーロが創設されて以来の安値を更新するなど、円の一人負けが続いている状況となっております。

 さて、ドル円に話を戻すと、本日は米GDPの発表が控えており、市場予測との乖離が大きければ、ドル円は相当の値を動かすとみられ、本日21:30の発表までは、膠着した状態が続くと見られます。

 さて、それでは為替介入の有無についてですが、とあるアナリストによれば、165円かそれを下回る水準まで円が下がるのを日銀は待つ可能性もあると述べている。

4月のゴルデンウィークに160円を突破した際には為替介入が行われましたが、効果は限定的であったことを考えると、単純に160円を超えたから為替介入を行うと日銀が判断するのは、非常に頭の痛い問題だとは思います。

結局のところ、緩やかな円安では、日銀当局は介入に梶をきるのは難しく、ボラティリティーがもう一段高まらなければ、介入には踏み切れないという向きもあります。

 いずれにせよ、本日のGDPの発表次第でどちらに転ぶかわからなドル円ですので、本日は一旦スティするのが望ましいかと思います。

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この記事の執筆者

北海道Office With You代表兼海外FX編集部のナオキです。
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