北海道Office With Youのナオキです。気軽に始められる投資として人気なのがFX。投資であるが故に、公務員法で副業が禁止されている公務員や、就業規則で副業が禁止されている会社員にも人気のある投資です。
ですが、はっきり言いますと、FXは投資ではなくギャンブルです。なぜなら、レバレッジをかけられるため、元手以上の取引が可能だからです。これが現物取引であれば、投資と言えるでしょう。例えばレバレッジをかけずビットコインや金を購入する場合や外貨預金などがあるかと思います。
さて、そのギャンブルであるFXですが、とあるアンケートでは、約6割の人たちが勝っていると言うのです。この数字、どう思いますか?基本的にあり得ないですよね。
まず、FXは単純なゼロサムゲームですらありません。なぜならスプレッドという形でブローカーに手数料を払い、通貨や貴金属を購入するからです。つまり購入した段階でマイナス損益となります。
また、仮に、スプレッドを意識しないで、ゼロサムゲームだとしても、勝率は5割になるはずです。ドルを買った人とドルを売った人は同数(正確には同額)いるわけですので、ドルの価値が変わった場合、どちらかの人が必ず損をします。
ですが、5割の確率で勝っている人もまた少ないのが事実です。と言いますのも、為替の世界にはプロと呼ばれる機関投資家が存在するからです。株も一緒ですね。所謂、銀行の資産運用や、もっと言えば国レベルでも年金などで為替の運用益を出しています。
そして、トレーダーという職業も存在し、彼らも一定レベルで勝ちを重ねているこの世界で、一般投資家が5割の勝率を得ることができることは絶対にない証左であります。
先日とある匿名掲示板で、非常に名言だなと思ったことがあります。為替は大衆心理と逆に動かないと90%以上の人が勝ってしまうということです。
以上のことから、6割の人間が勝つというのは理論的にあり得ないわけで、いいところ3割の人間が勝っていれば十分かなというのが実情かなと思います。あくまで筆者の考えですが。
というわけで、為替の世界も決して甘くない、というお話でした。
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