Office With Youのナオキです。さて、10月3日午後11時、米雇用統計であるJOLTS求人労働異動調査結果が発表されると、市場は即座に反応、市場予測を大きく上回る数値でドルが急上昇、一時150円16銭をつけました。
そこから数秒後、ドルは大幅下落し、147円43銭をつけ、大きな値動きとなりました。
当時X(旧ツイッター)などでは、「日銀介入が来た!」「日銀介入にしてはちょっとしょぼい」などの憶測が飛び回りましたが、概ね日銀介入が行われたであろうという共通認識が形成されていました。
しかし同月5日、日銀が5日分の預金残高の公表を行ったところ、民間セクターの予想と大きな乖離はなく、日銀による為替介入が行われた可能性は低いとの見方が大勢を占めました。
なお、本件に関しては日本政府は介入の有無についてはコメントを控えています。
9月28日から10月27日までの正式な為替介入額は、10月31日に財務省が発表するまで公式な情報はわからないものの、日銀は数ヶ月に渡り一つの節目を150円と考えて、急激な投機的為替上昇には毅然と対応すると言い続けていたため、150円を突破したことによる市場の過剰な反応、利確などの思惑が相まって、大きく値を下げたという観測が現在の見方のようです。
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この記事の執筆者:Office With You海外FX編集部
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