FX初心者講座 〜第1回〜 テクニカル分析とファンダメンタルズ分析のメリット・デメリット

kaigaifx
※本ページはプロモーションが含まれています
※本ページはプロモーションが含まれています

 北海道Office With Youのナオキです。FXや株式投資をする上でチャート分を行う際の手法として、「テクニカル分析」と「ファンダメンタルズ分析」の2つがあります。

 本サイトがどちらが優れているか、使いやすいのかと言った優劣をつけるのではなく、それぞれの分析を各場面においてどのように活用するかにフォーカスをあて、解説したいと思います。

 なお、今回は、初心者に特に向いているテクニカル分析に重きを置いて説明します。

テクニカル分析とは

  テクニカル分析とは、ざっくり言うと、過去の値動きや相場の先行きを経験則から分析・予測する手法です。テクニカル分析と一言で言っても、多数の分析手法がありますので、ここでは、一般的な3つの手法をご紹介します。

 |ローソク足

 チャートといえば誰もが最初に思い浮かべるのがローソク足かと思います。ローソク足とは江戸時代に本間宗久という日本人が発明し、海外でもキャンドルスティックチャートと呼ばれ親しまれています。

 ローソク足は、ある時間単位(1分であったり15分であったり1日であったりです)で、以下の4種の値段をローソクという図形に作図したものです。

始値:単位期間中に初めてついた値段

終値:単位期間中に最後についた値段

高値:単位期間の最も高い値段

安値:単位期間中の最も安い値段

 ローソク足の分析について詳しく理解したい方は、ページ下部の公式LINEから友達登録をしていただければ、メールマガジンを配信しておりますのでご覧いただければと思います。

 ここでは簡単に説明させていただくと、FXチャートにおいては、ローソクは陽線(一般的に緑)と陰線(一般的に赤)に分けられ、陽線が多い期間は上昇トレンド、陰線が多い場合は下方トレンドであることが推察されます。

また上位足という概念があり、1分足の上位足が5分足、1時間足の上位足が1日足といった感じです。1分足で上方トレンドにあっても、5分足で下方トレンドになっている場合、上位足が優先されます。

|移動平均線(MA)

 移動平均線はジョゼフ・グランビルというアメリカ人が開発したテクニカル分析手法の一つです。

 細かい説明はここでは省略しますが、読んで字の如く、指定した期間の平均を通る線のことです。一般的な使われ方は、移動平均線よりローソク足が上にあれば上昇トレンド、移動平均線より下にローソク足があれば下方トレンドといった形です。

 また、移動平均線のそばで相場が動いていたら、それはレンジ相場になっている可能性が高まります。

 少し話が逸脱しますが、相場は上方トレンド、下方トレンド、レンジの3つの状態のどれかに必ず当てはまります。また上方トレンド→下方トレンドといった動きはなく、必ずレンジ相場を挟むのが特徴です。従ってレンジ相場の時に、次に来るトレンドを予測することが重要になってきます。

|フィボナッチリトレースメント

 フィボナッチリトレースメントとは、フィボナッチ数列を使ってチャートを分析するテクニカル手法です。フィボナッチ数列とは、レオナルド・フィボナッチが考案した数列で、簡単に説明しますと、

1、2(0+1)、3(1+2)、5(2+3)、8(3+5)と言うように、左の数字を足しわせていく数列のことを言います。このフィボナッチ数列のすごいところは、自然界の様々な事象に当てはめることができ、花びらの数やひまわりの種などがフィボナッチ数列に従うことが知られています。

 このフィボナッチ数列は金融分野にも応用され、トレンドは一直線に上昇や下降をすることはなく、所謂、戻り値、押し値を形成しながら、上昇、下降していくと言うものです。

 その押し値、戻り値がどこで発生するかを予想するのがフィボナッチトレースメントになります。

テクニカル分析のメリット

 テクニカル分析のメリットは短期的な変動を予測しやすいと言うことです。またテクニカル分析は過去のデータを遡り、未来のチャートを予測するため、情報取得の早い機関投資家などが有利になりやすいファンダメンタルズ分析と違い、初心者でも、プロと肩を並べることが出来ることにつきます。

テクニカル分析のデメリット

 テクニカル分析のデメリットは、過去のデータが未来に必ず当てはまるものではないと言うことです。また、ファンダメンタルズなど突発的な出来事に対応するのが難しいと言うことです。例えば、戦争や中央銀行による為替介入などです。

上記のようにテクニカル分析は初心者にこそおすすめ出来る手法であり、未来の出来事(経済指標)を予測することなく、利益を狙うことが出来ます。

ファンダメンタルズ分析とは

 ファンダメンタルズ分析とは、一国の経済状況と市場予測のギャップを分析する手法です。例えば、アメリカでは、GDPの発表や雇用統計、小売高など、市場に大きな影響を与える重要指標が毎週のように発表されています。

ファンダメンタルズ分析のメリット

 ファンダメンタルズ分析のメリットは、長期的な判断に優れており、また、テクニカル分析と違い、分析者の心情が入りにくいので、客観的分析力に優れていることです。

 さらにファンダメンタルズにおいては、各種指標の前後で大きく値を動かすことがありますが、その時こそ、売買のチャンスであるといえます。

ファンダメンタルズ分析のデメリット

  テクニカル分析の記載の中でも触れましたが、機関投資家と一般投資家では、情報取得のスピードが違うと言うことです。一般投資家に海外のファンダメンタルズを逐一把握するのは極めて困難だからです。所謂情報格差ということになります。

後記

  今回はテクニカル分析側に重きを置いて説明させていただきました。なぜなら、メリット・デメリットでも紹介したように、初心者にこそおすすめの分析手法だからです。

 ですがどちらかが頭でっかちになっても、トレードは上手くいきません。それぞれのメリット・デメリットを理解した上で、それぞれが補完し合う形で活用することが重要です。

 さて、第2回は「押し安値・戻り高値について」です。お楽しみに。

あなたのいいねをカタチに

Copyright ©️Office With You ALL Rights Reserved.

友だち追加
この記事の執筆者

北海道Office With You代表兼海外FX編集部のナオキです。
FX歴は20年以上(海外FX歴は3年ほど)、ブログ運営は半年程度です。
皆様にお役に立てるような旬な情報をお届けいたしますのでよろしくお願いします。

officewithyouをフォローする
kaigaifx
officewithyouをフォローする
海外FXのススメ

コメント

タイトルとURLをコピーしました